クレアラシルは、1953年に発売されてから現在まで、半世紀以上もニキビ治療薬として利用されてきた国内で最も知名度の高いニキビ治療薬と言っていいでしょう。
しかし、ニキビケアアイテムとしては優秀ですが、ニキビ跡ケアには向いていません。
ニキビ跡ケアには、他のニキビ跡に特化したアイテムの使用をおすすめします。
クレアラシルは、「思春期になって、ニキビができやすくなったらまずクレアラシル!」というくらい知名度の高い商品です。
多くの方が利用したニキビ治療薬クリームに加えて、洗顔クリーム、ジェルなどの商品が販売され、今もなお多くの方々に利用されています。
クレアラシルには抗炎症成分や殺菌成分、皮脂抑制成分が配合されているので、ニキビを予防する上、できてしまったニキビには炎症を起こさないように、炎症を起こしてしまったニキビには炎症を抑制するように、様々な有効成分が働きかけます。
商品名 | 容量 | 金額(税込) |
---|---|---|
薬用洗顔クリーム 10X | 120g | 472円 |
薬用洗顔クリーム マイルドタイプ | 120g | 472円 |
薬用泡洗顔 10X | 200ml | 732円 |
薬用泡洗顔 マイルドタイプ | 200ml | 732円 |
薬用アクネジェル | 14g | 838円 |
大人ハダ対 策薬用アクネジェル | 14g | 997円 |
ニキビ治療クリーム 白色タイプ | 28g | 1417円 |
ニキビ治療クリーム 肌色タイプ | 18g | 1102円 |
成分
硫黄、レゾルシン、サリチル酸、イソプロビルメチルフェノール、グリチルリチン酸にカリウム、アラントイン、ビタミンC誘導体、AHA
クレアラシルには、ニキビケアに効果が期待できる様々な成分が配合されています。
ニキビは毛穴に汚れが詰まり、アクネ菌が増殖して炎症を起こすとできてしまいます。
ニキビのケアでは、ニキビ菌を退治する事、またニキビ菌が発生しない清潔なお肌をつくるという事が必要です。
そのため、過剰に分泌された皮脂をお肌に残さない事を心がけましょう。
また、アクネ菌の炎症をひどくしないような働き、さらに色素沈着を起こさないようメラニンの生成を抑制する働きを持つケア用品を使うことが重要です。
クレアラシルの有効成分であるイオウ、サリチル酸、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノールは過剰に分泌された皮脂を取り除き、肌や毛穴を殺菌する効果、そして古い角質を除去する働きを持っています。
さらに、イオウとレゾルシンには殺菌作用があるので、アクネ菌を死滅させてニキビを予防する効果が期待できます。
また、グリチルリチン酸ジカリウムやアラントインは、ニキビの炎症を抑制する効果を持ち、赤くはれてしまったニキビの炎症が進行しないように作用します。
お肌に欠かせない栄養素であるビタミンCには、ニキビによっておこるメラニンの色素沈着を起こさせない作用がありますし、AHAはお肌や毛穴の中を自然のピーリング効果で洗浄する作用があります。
こうした有効成分がニキビにしっかり作用してくれるので、クレアラシルは常にニキビケア商品の中心に位置しているのです。
クレアラシルのすごいところは、ニキビへ総合的に作用する点でしょう。
ニキビケア商品の中でも、消炎、殺菌、角質軟化、美白、保湿という5つの作用がある成分をバランスよく含んでいる商品は珍しいです。
ニキビの原因は皮脂が大好きなアクネ菌ですが、このアクネ菌を殺菌する成分や、アクネ菌による炎症で悪化したニキビにも有効な成分が配合されています。
炎症を起こしたニキビにも効果的な成分が配合されていることは、ニキビ跡を作らないという事にもつながります。
また、皮脂腺の炎症を予防するので、白ニキビから炎症を起こした赤ニキビへの進行を防ぐ効果を持つ点もクレアラシルの大きな特徴です。
皮脂を抑えるという事は、ニキビ予防に重要だと知られていますが、実は肌が乾燥しがちな人は角質が硬くなり、皮脂が毛穴に詰まりやすくなる性質を持っています。
クレアラシルは、保湿サポート成分を配合し、肌を乾燥させない効果もありますし、色素沈着ニキビ跡を作らないための美白成分も配合されているので、非常に多角的に作られたニキビケア商品だと言えるでしょう。
先に説明したように、クレアラシルでニキビ跡は治りません。
クレアラシルは、皮脂を除去して炎症を抑えるニキビケア用品なので、ニキビ予防やニキビケアには効果を発揮します。
一方、できてしまったニキビ跡には有効ではありません。
ニキビ跡をケアするのであれば、ニキビ跡専用のコスメなどを使いしましょう。
ニキビクレアラシルの治療薬クリームは主に思春期ニキビに効果があります。
思春期ニキビの原因は皮脂の過剰分泌ですが、クレアラシルの有効成分であるイオウには、皮脂に吸着して汚れを落とす作用があるからです。
一方の大人ニキビは、思春期ニキビと違って肌の乾燥が原因となる場合が多いので、クレアラシルの治療薬クリームでは効果が期待できません。
しかし、クレアラシルの製品には大人ニキビ対策の薬用アクネジェルがあります。
こちらは大人ニキビ専用の製品で、「殺菌」「消炎」「角質軟化」「保湿」「美白」と大人ニキビ対策には嬉しい効果がたくさん期待できます。
また、オイルフリーなので、お化粧前のお肌にも使えます。
自分の年齢に応じた対策をして、キレイな肌を取り戻しましょう。
クレアラシルは、ニキビ治療薬の有名ブランドです。
ニキビ治療薬クリームだけでなく、洗顔料や化粧水、大人ニキビ対策のジェルまでニキビに特化したさまざまなスキンケア商品を展開している点が特徴です。
クレアラシルは歴史も長く、ニキビで悩む若い世代の方たちに長年愛されてきました。
若い世代の声を聞き、今のクレアラシルができ上がっているのです。
クレアラシルには、ニキビケアに有効な成分が配合されている上、クレアラシルの洗顔料や化粧水は薬用なので、ニキビ予防にも効果が期待できます。
できてしまったニキビには、クレアラシルのニキビ治療薬クリームがおすすめです。
クレアラシルの商品を使えば、ニキビの無いキレイな肌を取り戻せそうですね。
なお、クレアラシルの商品別の効果は以下の通りです。
商品分類 | 効果 |
---|---|
洗顔クリーム | ・皮脂の除去 ・アクネ菌の殺菌 ・抗炎症作用 |
薬用アクネジェル | ・アクネ菌の殺菌 ・抗炎症作用 ・角質を軟化させる作用 |
ニキビ治療薬クリーム | ・皮脂の除去 ・アクネ菌の殺菌 ・抗炎症作用 |
クレアラシルクリームに主に配合されている成分は、9種類あります。
それぞれ抗炎症成分、殺菌成分、皮脂の分泌を抑える成分に分けられニキビをケアします。
まず、できてしまったニキビの炎症を抑える働きをするのが「グリチルリチン酸カリウム」「アラントイン」「ビタミンE」です。
皮脂を除去し、アクネ菌の殺菌や古い角質を取り除く働きをするのが「サリチル酸」「レゾルシン」「イソプロピルメチルフェノール」です。
皮脂の制御や保湿、毛穴を目立たなくキレイにする働きをするのが「イオウ」「AHA」「ビタミンC」です。
これらの成分がバランスよく配合されています。
中でもビタミンEには、抗酸化作用の他に肌の新陳代謝を活性化する作用があるので、ニキビケアに有効です。
また、イオウには肌を軟化させる作用があるため、ビタミンEが浸透しやすくなるという相互作用が期待できます。
ニキビケアに効果的なクレアラシルですが、使用する上で副作用がないのか気になりますよね?
クレアラシルは、皮脂の分泌を抑える効果とピーリング効果もあるので、人によっては皮がめくれることがあるようです。
深刻な副作用ではありませんが、気になる方はしっかりと保湿して乾燥を防ぐよう心がけましょう。
特に、乾燥肌や敏感肌の方は、肌の様子を見ながらクレアラシルを使うことをおすすめします。
なお、クレアラシルのニキビ治療クリームは、時間が経つと酸化して茶色く変色することがあります。
変色しても品質に問題はありませんが、気になる方はキャップを閉めた上で高温の場所を避けて保管しましょう。
ニキビができると、「すぐに治したい!」と考える方が多いでしょう。
クレアラシルを使ってニキビが治るまでの期間は、症状によって異なります。
初期の白ニキビであれば、3~4日ほど、赤ニキビであれば少なくとも1週間程度はかかるようです(個人差があります)。
スキンケアの効果は徐々に出てくるものですから、辛抱強くニキビケアを続けていきましょう。
繰り返しニキビができてしまう方の中には、ニキビのケア方法や薬の使用方法を間違っている方が少なくありません。
クレアラシルクリームも正しく使うことで効果が期待できます。
クレアラシルクリームは、以下の手順で使用しましょう。
朝晩1日2回の洗顔後に使うことが推奨されていますが、乾燥肌の方が洗顔をし過ぎると、皮膚が乾燥して皮脂が過剰分泌される可能性があります。
ご自身の肌状態を見ながら、必要に応じて回数を調整してください。
また、クレアラシルのジェルやクリームを塗った後、別のニキビケア用品を使用すると効果が半減するので注意しましょう。
クレアラシルの洗顔料は4種類販売されています。
それぞれ入っている成分にも違いがあるので、自分の肌の状態に合わせて選ぶと良いでしょう。
商品名 | 殺菌成分 | 消炎成分 | 保湿成分 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
・薬用洗顔クリーム 10X ・薬用泡洗顔 10X |
サリチル酸 | なし | ビタミンC誘導体 | 毛穴に詰まった汚れや皮脂、黒ずみを洗浄します。 皮脂の分泌を抑えたい方におすすめです。 |
・薬用洗顔クリーム マイルドタイプ ・薬用泡洗顔 マイルドタイプ |
サリチル酸 | グリチルリチン酸ジカリウム | AHA | 毛穴の奥まで殺菌し、アクネ菌の炎症を鎮めます。 ニキビの炎症を抑えたい方におすすめです。 |
この中で人気があるのが薬用洗顔クリーム マイルドタイプです。
ニキビケアの洗顔料を使うと乾燥しがちですが、マイルドタイプには保湿成分も配合されています。
それでも「殺菌」「消炎成分」「皮脂除去」はしっかりできるため、ニキビにお悩みの方には嬉しいところです。
なお、泡立てるのが苦手な方や面倒な方には、薬用泡洗顔 マイルドタイプがオススメです。
プッシュすればきめ細かい泡が簡単に出てきます。
「薬用」と表示されている洗顔フォームや石鹸を目にする機会は多いですが、普通の洗顔石鹸と何が違うのか知らないまま使用している方も多いのではないでしょうか?
薬用石鹸と普通石鹸の違いは2点あります。
1点目は、薬用の洗顔料には殺菌成分が含まれていることです。
2点目は、薬用の洗顔料には皮膚の炎症を抑える成分が含まれていることです。
殺菌成分と消炎成分が含まれているかどうかで、薬用石鹸と普通石鹸に分けられます。
その点以外は両方とも同じような内容となっています。
ニキビ肌の方には、殺菌や皮膚の炎症を抑える成分が含まれる薬用石鹸の方がおすすめです。
ただ、使ったからといって必ずニキビが改善するとは言い切れません。
自分の肌に合った洗顔料を選ぶことが大切です。
洗顔ニキビケアで一番大切なことは、肌を清潔にすることです。
しかし、実は間違ったやり方をして汚れを落としきれていないかもしれません。
洗顔の時に大切なことは、洗顔料をしっかりと泡立てることです。
小さな毛穴に詰まった汚れや皮脂を落としたいのですから、洗顔料の泡も小さくする必要があります。
泡立て方としては「素手」「泡立てネット」「洗面器」の3パターンあります。
おすすめは洗面器を使う方法です。
洗面器に洗顔料とぬるま湯を入れてかき混ぜるだけで、きめ細かい泡ができ上がります。
どの方法を使っても良いですが、素手やネット・洗面器も清潔にすることをお忘れなく。
自分に合った方法で泡立ててくださいね。
よく「医薬品」「医薬部外品」とパッケージに記載されていますが、違いがわからない方も多いのではないでしょうか?
まず、医薬品は病気の治療に使われる薬をさしています。
既に出来てしまったニキビを治すのであれば、医薬品の使用が妥当です。
※クレアラシルの治療薬クリームは医薬品です。
一方の医薬部外品は、治療というよりは防止や予防に使われる薬をさしています。
ニキビの予防が目的であれば、医薬部外品を使うと良いでしょう。
クレアラシルを使った方の口コミを見ると、「ニキビが治った」という口コミがある反面、「悪化した」「肌が乾燥する」「イオウの臭いが気になる」といった悪い口コミもあります。
そんなクレアラシル利用者の良い口コミ、悪い口コミを両方集めてみましたので、参考にしてみてください。
高校生になった頃から頬やおでこにニキビができ始めました。
こまめに洗顔はおこなっていたのですが・・・。
そんな時にテレビでクレアラシルのCMを見て、試しに洗顔フォームと治療薬クリームを購入してみました。
洗ってみると洗顔クリームはすごくさっぱりして気持ちが良いです。
脂性肌の私にはぴったりでした。
治療薬クリームはできてしまったニキビに塗ると、次の日には炎症が静まっていて数日でキレイになりました。
クリーム自体も伸びがよくとても塗りやすいです。
これなら毎日続けられそうです。
まだニキビができてしまうことはありますが、今後も続けてきれいな肌を取り戻したいです。
年齢:10代
性別:女性
評価(5点満点):★★★★
以前からしつこいニキビに悩まされてきました。
ジクジクして痛いし、気をつけていても洗顔の時に潰してしまうことが多く散々です。
ニキビ跡もたくさんできてしまいました。
口コミでクレアラシルがニキビに良いと聞き、治療薬クリームを買ってきて使ってみました。
顔全体にニキビが出ているため、塗ってみると乾燥する感じがしました。
翌朝も顔がパリパリして乾燥しすぎのように思います。
ニキビにも変化は見られませんでした。
治療薬クリームだけ使ったのが良くなかったのでしょうか。
クレアラシルは他にも洗顔や化粧水も出ているので、他のものとも一緒に使ってみたいと思います。
年齢:10代
性別:女性
評価(5点満点):★★
クレアラシルには炎症を抑える作用があるので、「赤いニキビ跡に効果があるのでは?」と思って使ってみました。
1週間ほど使って赤みを持ったニキビはましになったのですが、頬に残った赤いニキビ跡には効果がないようです。
やはりニキビケア用品とニキビ跡ケア用品には違いがあるのでしょうか?
ニキビ跡が残っていますが、ニキビもできるので、両方をケアできる化粧水やクリームがあるといいですね。
年齢:10代
性別:女性
評価(5点満点):★★
中学生の頃からニキビが多く、治った後に黒いニキビ跡が残ってしまいました。
黒いニキビ跡は、紫外線の影響による色素沈着が原因だと知り、美白効果のあるクレアラシルを使ってみることに。
1ヶ月ほど使ってみましたが、黒いシミが消える気配は全くありません。
もっと強い美白効果が必要なのでしょうか?
クレアラシルの使用はやめて、違うケア用品を探したいと思います。
年齢:20代
性別:女性
評価(5点満点):★
赤くなっているけど腫れている状態ではないのが赤みのあるニキビ跡。
ニキビができた部分にうっ血している(血が滞っている)状態です。
赤みのあるニキビ跡は、比較的軽度で、正しいケアを行えば自分で治す事ができます。
一見シミの様にも見えるニキビ跡が茶色い色素沈着型ニキビ跡です。
ターンオーバーが正常に行われず、メラニンが肌に残る事でできてしまいます。
色素沈着型ニキビ跡は、美白化粧品によるケアが効果的です。
お肌が落ち込み、でこぼこの状態になっているのがクレーターニキビ跡です。
間違ったニキビケアにより、皮膚の真皮が破壊される事で起こります。
クレーターは、自宅での治療は難しく、医療機関での治療が最も効果的です。