ニキビ跡を改善するには、化粧品や薬での自宅ケアだけでなく、皮膚科などの病院に行くという方法もあります。
病院では薬を処方してもらう以外に、レーザーでの治療も行われます。
特にクレーターの場合は薬で治すには困難で、病院ではレーザー治療を勧められる場合もあります。
ここでは、レーザー治療について知りたい方に、そもそもレーザー治療がどういったものなのか、費用やメリットなどについてご説明しています。
ニキビ跡に対してさまざまなレーザー治療が確立されています。
自分では治しにくいクレータータイプやしこりタイプ、ミミズ腫れタイプのニキビ跡にも、レーザー治療であれば改善させることができます。
肌はターンオーバーという肌細胞の生まれ変わりが起きます。表皮で起きたニキビであればこのターンオーバーを促せば治りますが、表皮の下、真皮・皮下組織まで炎症が及んでしまっていることが原因であるクレータータイプなどのニキビ跡はターンオーバーの改善で治すことはとても難しいです。
そこでレーザー治療がおすすめです。レーザー治療は真皮や皮下組織までレーザー光が届くため、肌の深いところからニキビ跡の原因を解決できます。
レーザー治療が受けられる施設は、美容皮膚科やクリニックになります。
ニキビ跡へのレーザー治療は保険適用外の自由診療です。クリニックによって料金設定が異なりますのでその点にも注意しましょう。
また、受けたレーザー治療によっては施術後、しばらくメイクを控えたり、数ヶ月赤みが起こることもあります。
施術前には必ず医師とのカウンセリングや相談ができますので、料金やライフスタイル、施術後のスキンケアなどよく相談して自分に合う皮膚科やクリニックを選んでください。
ニキビ跡は赤みや色素沈着が肌表面に残ってしまったり、肌表面がクレーターのようにボコボコしてしまううえ、日頃のケアでは改善することが難しい為、悩むことが多いと思います。
レーザー治療は肌深層まで届くレーザーを照射し、コラーゲンを増産させて肌生成を促し、赤みや色素沈着、クレーターなどのニキビ跡をなめらかな肌へ生まれ変わらせます。
このレーザー治療は、2種類のレーザーを同時に照射したりレーザーを照射しながら冷却もできたりなど、いろんな種類のレーザー治療法があります。
また、治療法によってアフターケアも違いますので、ぜひ医師とよく相談の上自分に合うレーザー治療法を見つけてください。
肌はターンオーバーと言われる肌細胞の生まれ変わりが起こります。しかし、この生まれ変わりは表皮でしか起こりません。
表皮の下、真皮や皮下組織まで炎症が及んでしまっていることが原因であるクレータータイプやしこりタイプ、ミミズ腫れタイプのニキビ跡には、肌のターンオーバーの改善だけでは治すことは非常に難しいです。
その状態にも対応するのがレーザー治療です。レーザー治療は真皮や皮下組織までからニキビ跡の原因を改善することが可能です。
ただし、レーザー治療は皮膚へ負担がかかることもあります。しばらくの間赤みが出たり、メイクができなかったりなどありますので、注意も必要です。
レーザー治療はさまざまな種類があります。そして、その種類によって値段は大きく変わります。
例えば1回数千円くらいで受けれるレーザー治療もあれば、1回25万円と高額なレーザー治療もあります。
そのうえ自由診療なので、皮膚科やクリニックにより、同じレーザー治療でも値段が変わってきます。
アフターケアの必要なレーザー治療もありますし、1回で済むレーザー治療もあれば何ヶ月かかけて数回施術する場合もあります。
また、症状によっては他の治療法も併用する場合もあるので、大体の相場はどのくらいなのか断言するのは難しいです。
ニキビ跡にとても有効なレーザー治療ですが、リスクもあります。
まず一番は痛みがあることです。麻酔などの使用で回避することもできますが、治療費が嵩んでしまいます。
他にはレーザー治療の施術後は軽いやけど状態になるため、炎症性色素沈着を起こす場合があります。一過性のもので、3ヶ月くらい経つと薄くなっていきますが、時間がかかります。
そして最大のリスクは、皮膚の再生能力は個人差が大きくあるため、レーザー治療を行ったからといって必ずニキビ跡が綺麗さっぱり無くなるとは限らないことです。
劇的な変化が得られない場合もあるので、その点も理解して受ける必要があります。
ニキビ跡のレーザー治療の最大のメリットは、セルフケアでは難しいニキビ跡を治せることです。
レーザーなので怖いと思うかもしれませんが、初めに照射テストも行いますので、安全性も高いです。
また施術時間も短く、1回の施術時間は20分から30分程度で終了します。
そして、施術に関しては必ず医師と相談し、同意の上で行うので、安心して受診することができます。
赤みや色素沈着に効果がある優れたレーザー治療はたくさんあります。そのうちいくつかを紹介します。
お肌の入れ替えを早めてくれるレーザー「パール」
正確な照射機能でレーザーの中でも好評かのレーザー「サイトン」
表皮から肌の内側の真皮まで効果的なレーザー「ジェネシス」
正常な皮膚を残しながら、皮膚にダメージを与えて治療するレーザー「フラクセル2」
痛みを抑えながら深部まで治療するレーザー「クールタッチレーザー」
特定の色素のみに反応して治療してくれるレーザー「Qスイッチレーザー」
細かいマイクロドット状のレーザー「ピクセルフラクショナルレーザー」
赤みに効果があるレーザー「Vスターレーザー」などです。どれも一長一短なので、自分に合うレーザー治療を見つけてください。
背中のニキビ跡を消すためにも有効なレーザー治療は色々ありますが、特に有効で有名なものはフラクショナルCO2レーザーです。
皮脂分泌や肌のターンオーバーを正常に整え、自己治癒力の力を利用して肌を再生させるレーザー治療法です。
ニキビとニキビ跡を同時に治してくれて、ニキビのできにくい肌質に変えてくれます。
クレーターやケロイド状のひどいニキビ跡にも、色素沈着をおこしているニキビ跡にも有効なので背中ニキビにもおすすめです。
ただ、ダウンタイムが2・3日続きますので、下着などの摩擦に気をつけましょう。
ニキビ跡を改善するには、レーザー治療が一番効果的です。
レーザー治療は、ニキビ跡の色素沈着や赤み、ケロイド状やひどいクレーター跡までカバーができます。
そして皮膚科やクリニックなどで医師と相談しながら、安心して治療することができます。
しかし、自由診療のため自費治療で金額が高いことや痛みがある、キレイさっぱりニキビ跡が無くなることは絶対じゃないなど、デメリットもあります。
治療を受ける前にしっかりと医師と相談し、自分に合ったレーザー治療法が見つかれば、ニキビ跡の悩みを解消することもできるので、ぜひ検討してみると良いでしょう。
赤くなっているけど腫れている状態ではないのが赤みのあるニキビ跡。
ニキビができた部分にうっ血している(血が滞っている)状態です。
赤みのあるニキビ跡は、比較的軽度で、正しいケアを行えば自分で治す事ができます。
一見シミの様にも見えるニキビ跡が茶色い色素沈着型ニキビ跡です。
ターンオーバーが正常に行われず、メラニンが肌に残る事でできてしまいます。
色素沈着型ニキビ跡は、美白化粧品によるケアが効果的です。
お肌が落ち込み、でこぼこの状態になっているのがクレーターニキビ跡です。
間違ったニキビケアにより、皮膚の真皮が破壊される事で起こります。
クレーターは、自宅での治療は難しく、医療機関での治療が最も効果的です。